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現在、私は MCP(Microsoft Certified Professional:マイクロソフト認定技術者)という資格の取得を目指して勉強をしています(正確には「していました」です。現在 MCP の方は凍結中で、XML マスターや Oracle マスターに興味を示していますが、勉強はほとんどしておりません)。マイクロソフト製品に精通する技術者を認定するという資格です。
2000 年の 11 月頃にこの資格を知り、12 月中旬頃から勉強を始めました(2006 年現在未取得。古本屋業に力を入れているため勉強できず。言い訳ですな)。その際、多くの MCP 取得支援ページを閲覧してきて、「MCP 取得にはそれなりにお金がかかる」ということがわかりました。MSU という講座に参加すると十数万円、問題集ソフトを購入すると 1 万円強、教科書や問題集でも 4000 円ほどします。そして試験料が 15000 円。基本情報処理技術者やシスアドの試験の 5000 円程度と比べても 3 倍近くです。
ベンダー試験は個人では金銭的な負担が大きいということがわかりました。もちろん、会社によっては全額経費というところもあるのでしょうが、少なくとも当時の私には全額自己負担でした。少しでも負担を軽くするために古本屋なども回ったのですが 1 冊も見つけられませんでした(現在はどうにか新古書店でも見かけるようになりましたが値段設定の適当さは変わりません)。
資格試験関連の古本は古すぎたりして使えなかったり、その資格についてわかっている店員がいないなどで(特にリサイクル書店などでは)適当に置かれてしまっています。
これは資格試験関連だけではなく、コンピュータ関連書籍全般にあてはまります。7,8 年前の本が半額以上で売られていたり、その年に発売された本が 100 円で売られていたり。コミックスや写真集など、マニアが多いジャンルの本はきちんと専門店があり、正当(高すぎる場合もありますが)な評価がされていますがコンピュータ関連においてはどこも行っていません(2001 年の開店当時もありませんでしたが、2006 年現在も当店とその他のオンライン古本屋数店だと思います)。そこでやってみようと思い立ちました。1 年間やってきて、潜在的な需要がかなりあり、買いたい人も売りたい人もたくさんいらっしゃることがわかりました。今でも「こんな店を探してました」といわれることがあるのでまだまだ当店は知られていないということですね。逆に考えるとまだまだ伸びる可能性のある状態とも考えられます。
またもう一つ理由があって、ちょうど MCP の本を古本で探していて、検索サイトで「古本」などと検索していたら北尾トロさんの「杉並北尾堂」の日記にたどりついたんですね。そこには古本屋を立ち上げるまでの苦労話や醍醐味なんかが書いてあって、「ああ楽しそうだなぁ」とその時は思いました。
それから 1ヶ月もしないうちに「古本屋をやろう!」と決め、それからはセドリの日々を送りました。ジャンルが限定されている店なのでセドリでも数はそれほど揃わず、どうしようと思っていた矢先に先述のトロさんのところで「コンピュータ書籍販売終了につきセール!」の文字が。セール期間中はお客様優先であろうから、期間終了後に問い合わせてみよう、と思い待ちました。メールで古本屋の在庫として譲って欲しい、と問い合わせると構わないとの返事。実店舗では嫌われるであろう商用利用を「処分品なので」といっていただけたのが非常にありがたかったです。
30 冊程度残っていた本を注文すると「他にもあったので商品としてどうぞ」と全部で 100 冊以上を譲っていただけました。取り急ぎ在庫にできるものを入力してトータル 100 冊という貧弱な在庫量でオープンしました。ちなみに2006年現在は在庫数 2,500 冊ほどですから 5 年間で 25 倍ほどに増えたことになります。来年は何冊になっているのか。1 万冊?恐ろしい...床が抜けてしまいますね。
トロさんの日記を読まなければ、今自分は古本屋としてやっていないだろうし、在庫も譲っていただけなければオープンがずっと先になっていたと思います。トロさんには本当に感謝しています。そして、オープン後相互リンクをお願いし、快く引き受けてくださった各先輩方にも本当に感謝しています。