Nov 15, 2005
ブックオフがネット通販事業に進出
ブックオフがネット通販--ITmediaブックオフ、オンライン事業に参入――販売・仕入をネット経由で
イーブックオフがあるのに何を今さら、という見方もできますが、イーブックオフは一応別会社になってまして、トヨタのGAZOOというサイト内ショップという形で立ち上がったものでした。分社化でできたブックオフウェーブが立ち上げていて、社長も確かトヨタ出身の方ですね。その後株式会社イーブックオフへとさらに分社化して(?)現在はネットオフ株式会社となっているようです。
で、それとは別にブックオフ本体がネット通販事業をはじめようということらしいですね。ニュースによると「全国のブックオフ店舗とインターネット店舗との融合を図り」とのことですから、全国のブックオフの在庫情報をそのサイトで管理しようということなのかも。レジ打ちしたらリアルタイムで在庫情報が更新されたり、買取った本を棚に出すときに情報を登録することでそのサイトから買えるとか?いや、それはムリか。精算前の商品を店内で持ち歩いていて、サイトでその本が売れちゃったらどうにもならないもんな。
そうじゃなくて、在庫状況を毎日確認して特定のタイトルの在庫数の多いところと少ないところを店舗間で調整したりサイトで売れ筋のタイトルを店舗から商品センターみたいなところに送ったり、要するに適材適所をうまくやりたいのか?
「グループ事業領域の拡大」ともいっているのでリアル店舗はそろそろ頭打ちになってきて店舗数を増やすだけでは事業を拡大できないから、ネットにも進出しようということなんだろう。実際店舗数の増加は数年前の乱立期より減っていると感じる。去年一昨年あたりは新規店舗が全然増えなくてどうしたことかと思っていたけど(特に関東・都心)ようやくまた出店数が増えてきたか。店舗数は2005年10月末で546。2000年ごろは「国内で1000店までいける」と社長が発言していたがどうもそこまでは難しそうである。海外に店舗を出したり都心にちっちゃい店を出したりもしているが、基本的にはその店で仕入れた本をその店で売る商売なので、買取がないと厳しい(これはうちもどこも同じか)。そうなると駐車場の確保できない店舗はどうしても増やしにくい。そこで新規出店攻勢路線からネット通販へシフト、なのかもしれない。ちょっと遅い気もするが(これはイーブックオフに遠慮していたとか、様子見をしていたのかもしれない)。
もうひとつ「パッケージドメディアの二次流通市場における価格形成機能の強化」というテーマも掲げている。これってもしかして市場価格に見合った値付けをきっちりやっていきますよ、ってこと?だとしたらブックオフで仕入れて自サイトやAmazon、ヤフオクで売るという商売が難しくなるのかも。これはあくまで推測というか最悪の事態を想定したまでだけど、本部が商品1点1点に買取価格・販売価格を設定したとしたら。その本部の情報が本当にきっちりと更新されたとしたら。その可能性や実現性はごくごく低いかもしれないけど、いわゆる転売益を得ることが非常に難しくなるのかもしれない。
これはオンライン古本屋にとってもせどりをやっている人にとっても興味を持って追っかけなければならないニュースだ。「せどり」という行為が各店舗で頻繁に行われるようになって、ブックオフ側も対策に本気になったのかもしれない。実働は2007年3月だからまだまだ先なんだけど、ブックオフでのせどりのみに仕入先を頼っている人は別ルートを探すなり、商売(副業も含めて)そのものを見直す時期がくるのかもしれない。
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