Jul 02, 2004

発送方法について

たまにはこちら(オンライン古本屋の作り方)も更新してみよう。

当店は発送には宅配便(佐川急便)を利用している(ちなみに宅急便はヤマト運輸の登録商標)。開店当初は郵便冊子小包を利用していたが、専業化を機に運送会社と契約し、契約運賃で発送している。冊子小包と比較してどちらが安いかと言えば、モノによっては冊子のほうが安い。1冊のみなどの場合はおそらく冊子のほうが安いだろう。何冊かまとめてになると冊子の重量制限である 3Kg にひっかかってしまうのでゆうパックを使うことになる。そうなると宅配便のほうが安いのだ。ゆうパックは重さ+距離だから高いときは 1,000 円くらいかかることもあった。ゆうパックカードを使って無料にするという手もあるが、そうそう高いときにたまっているわけではない。トータルで見た場合、うちは宅配便のほうがよいと感じている。

さて、最近巷をにぎわせているメール便、コンビニでの発送も可能になるなどドンドン便利になっているが案外見落とされている点がある。それは内容物に関する保証がないこと(紛失の場合は運賃のみ保証)である。今は少なくなっているかもしれないが昔はメール便はよく紛失したと言われている。メール便が届かないので問い合わせをしてみると契約ドライバーの助手席に放置されていたとか、ポスト投函のため何者かに盗まれていたとか。こういう事件が起こっていたため、当店では要望があったにもかかわらずメール便は導入しなかったのだ。

それよりなにより、メール便は商品を送ってはいけません、という約款があったと記憶している。カタログや商品サンプルなどの DM を安価に送るための手段だ、という説明書きをどこかで読んだのだが今はもう違うのだろうか?

Amazon が書籍の配送に使っているからか、最近は古本屋にも利用している店が多いようだ。しかし、ちょっと待って。Amazon は新刊書店だ。そして大手だ。たとえ紛失があったとしても代品がすぐに用意できる新刊書店であり、紛失の確率がどれくらいかわからないが、○○分の1の紛失のために高い宅配便を使うくらいなら紛失の際には再発送するから安いメール便を使おう、という心理もわからないでもない。実際それができるだけの体力(=資金力)があるのだろう。しかし古本の場合は基本的に 1 点もの。代品がない場合が多いと思う。そういう商品に対してメール便を使うというのは無責任ではないだろうか?購入者は到着をとても楽しみにしていると思う。それが紛失なんてことになったらどう弁解するのか。「すいません、運送会社の都合で紛失してしまいました。またの機会があればよろしく」などといって済ますのだろうか?法的にはなんら問題はないのかもしれない(いや、売買契約は成立しているのだから確実に購入者に届くように手配をする義務があるかもしれない)。でも個人の感情は法的な話で解決できるものではないのではないだろうか?メール便を使っている方々、その配送方法は本当に安全ですか?

ちなみに冊子小包の場合、基本はポスト投函だが、入らなかった場合不在票が入り後日受け取り時には時間指定などもできるようになる。これは結構便利かもしれない。うちが冊子で出していたときはほとんどの本がポストに入らなかったと思う(コンピュータ書籍は本当に分厚いし重い)。

もちろん絶対確実な配送方法というのはないと思う。宅配便だって運送中の事故で損傷や紛失が起こる可能性は十分ある。冊子小包やゆうパックも同様。でもポスト投函が基本のメール便にくらべたら手渡しの宅配便のほうが事故率は低いと思う。ちなみにうちの場合、冊子小包とゆうパックで発送していたのは 1 年半ほどで事故ゼロ。宅配便にしてからの 1 年半も事故ゼロである。だから安心、というわけではないが、単純に安さだけを求めた配送方法というのは見直されてもよいのではないかと思う次第である。

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