Jun 29, 2006

在庫について考える

6月28日の杉並北尾堂さんのメルマガより抜粋。
 長らく動きのない本を値下げして再度出し、そこで売れなかったら目録へは戻さずにサイト以外のところで売るか、処分の方向でやってみることを試し始めた。 目録に動きを出すためにも、このようにして本の入れ替えをしようと思ったわけだが、どうもしっくりこない。この方法だと、新着の入力をがんばれば“新陳代謝”がよくなって売れ行きも改善するかも知れないけど、ただそれだけって気がするのである。ではどうすればいい?

 整理整頓。いまいちど杉並北尾堂の存在意義を考えるべし。

いわゆる「不良在庫」についての考察ですね。これは正解があるわけではなく、個々人の考え方によるところが大きいので店ごとに様々な考え方があってよいと思います。

ちなみにうちの場合、当初はお客様に託された本を処分するのが辛くて、とにかく誰かの手元に届けたい、ということから300円でも売れなかった本を100円で売る、なんてこともやってみたのですが、これは経営的には失敗。梱包が大変で他の仕事ができなくなるだけでなく、送料の持ち出し分(当店では5,250円以下のご注文の場合400円を送料としてご負担していただいていますが、実際にかかっているのはそれ以上です。さらに梱包資材代なども考えるとだいたい1件の発送につき5,600円ほどかかっている計算になります)を考えると完全に赤字だった。購入していただいたお客様には喜んでいただけたので、その点はよかったけど、もう一度やるかと言われたら多分やりません。大変すぎました。

とはいえ売れない本はドンドン処分、というのも忍びないので、なんとか買っていただける方法を考えて○冊○○円、みたいなイベントを企画するわけですが、毎回反応がいいかというとそうでもなかったり。今やっている5冊3,500円/10冊6,000円セットはどちらかというと不評です。

この不良在庫問題はスペース的な問題と決算時の棚卸評価額の問題があって難しい。スペースはうちの場合自宅2部屋と倉庫を使っても3,500冊程度しか収納できないので、例えば10,000冊ほど楽に収納できて激安なスペースが借りられればとりあえず解決する。多分すぐにいっぱいになるんだろうけど。

棚卸評価額のほうは在庫を抱えていれば抱えているだけ損失を増やしつづけていることになるので(会計学的には)なるべくなら在庫は少ないほうがよいわけで、ここらへんは難しいですね。

うちは今のところ不良在庫はセールにて処分価格で放出、それでもダメなら処分、という流れです。なるべくどなたかのお役に立てるようにお届けしたいと思いますが、それでも全部は難しいな、というのがこの5年間やってきた現時点での結論です。もちろん今後事態が好転することもあると思いますが、現時点ではこう、ということで。

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