2006 年 06 月 06 日
ネットショップの経営状況
ちょっとお店とは全然関係ないことを書いちゃったんで、お店の裏側や実態は知りたくない、という方は読まないでください。http://www.bookcyber.net/blog/blosxom.cgi/diary/20060602.htm#comment
こちらのエントリにコメントをいくつかいただいたので、ちょっと考察。
もはやネットショップ・オンラインショップというものは腐るほど(というと響きが悪いか)あるので正確な数字は把握できないと思いますが、5年程前に言われていた数字と現在の数字はそんなに変わらないんじゃないかと思います。半分くらいのお店が赤字という話。
この半分という数字には法人がやっている大きなお店もあればうちのような個人でやっている小規模店もあるでしょう。あ、ちなみにうちは赤字ではないですよ。申告上はきっちり黒字です。でも必要な生活費を全額拠出できてはいないので、その点では赤字です。
結構大きい会社がやっているネットショップも閉店することがあります。顧客対応の大変さやカタログ的に並べておけば売れるだろう的な考えから売上が伸び悩んだんだろうな、と考えます(ん?これは耳が痛いかも…)
一方個人でやっているお店はおそらく売上高で「10万円の壁」を越えられずに閉店してしまうところがほとんどではないかと思います(あくまで推測です)。次に立ちはだかるのが「50万の壁」次が「100万の壁」ですね。うちは「100万の壁」が越えられずにずるずるときた結果、今は50万の壁も越えられなくなりました。
で、ここからが重要でショップ運営で重要なのは売上高ではなく利益です。100万売っても1000万売っても利益がなければ意味がありません。この利益を圧迫するのが固定費。人件費だったり家賃だったりサーバー費だったり、売上高に関係なく発生する費用です。
自宅でやっている場合は家賃はかかりませんが、倉庫を借りていたりすれば固定費が発生します。レンタルサーバーやショッピングカート、クレジットカード利用の月額費用もそうですね。さらに楽天などのショッピングモールに出店していればその費用も固定費です。
楽天の場合は月々39,800円からとありますが、これは基本料金のみの場合。詳細は以下のURLから。
http://www.rakuten.co.jp/ec/plan/
基本料金のほかに従量課金とメール配信料金がかかります。これらを含めていわゆる基本料金です。その他に広告料金がべらぼうにかかります。広告を出さなければ利用者は来てくれません。美味しそうな画像だったり楽天からのメールに特集が組まれていたりしますよね?あれは全部広告です。出展者がお金を払って掲載してもらっているわけです。これらが毎月数十万かかるそうです。
したがって楽天のお店は数百万の売上がないと利益が出ないとの事。個人で出店するにはちょっと敷居が高いですね。
一方、うちのような小規模店の場合はここまで費用はかかりませんが、それなりに経費はかかります。さらにうちの場合は自分でいうのもナンですが、ちょっとサービス過剰な部分がありまして、クレジットカードとかコンビニ払いとか、送料無料サービスとか代引・コンビニ手数料サービスとか…うちの規模のお店にしてはちょっとやりすぎな部分も正直あります。そこに費用がかかっているのであんまり残らないという…
でもこれはどうやったら便利に使ってもらえるか、ということを第一に考えてやったことですのでこれはこれでアリだと思っています。
あれ?ネットショップについての考察をしようと思ったらうちの店の反省になってしまった…
でもコメントをいただいて、自分でもこうして書き出してみて、やっぱりこの仕事が好きで続けたいんだな、ってのがわかりました。また頑張ろうと思います。たまにまた弱音を吐くかもしれませんが…そのときは叱咤激励していただければ幸いです。
今後とも電脳書房をよろしくお願いいたします。
興味深く読ませていただきました。電脳書房さんのサイトからは好きでやっていらっしゃるという雰囲気がよく伝わってきます。好感が持てるという意味です。しかし、どんな商売でも経営は大変ですね。何も出来ませんが、応援しています。やっぱり電脳書房さんは、われわれネット古書店の憧れの星ですから。
確かにネットショップ、オンラインショップというのは腐るほどあるのですが、「コンピュータ書籍専門」となると、なかなか無いのではないかと思います。なんとも嘆かわしいことなのですが、技術書というのは良書、必携書と呼ばれる類のものであっても、増刷されることが少ないものです。何故かと考えてみれば話は簡単で、売れないからでしょう。欲しい人には喉から手が出るほど欲しいのですが、広く見れば、他のジャンルの本ほど需要が無いのではないかと思うのです。だから専門書店も希少なのかもしれません。そんなわけで、(経営が悪いというわけではなく、扱う商品の宿命として)正直、儲からない商売ではないかとは思います。しかし、できれば、喉から手が出かけてる一部の方のためにも、可能な限り存続して欲しいと願っています。
眉山さん、大鷲さん、ありがとうございます。オンライン古本屋の憧れというと杉並北尾堂さんやうさぎ書林さん、オヨヨ書林さん、ユトレヒトさんあたりが浮かびますね。うちはそういうレベルではまだないと思いますし、多分方向性が違うからなぁ…儲かる儲からないで言えば古本屋という商売そのものが儲からない商売だと思います。その既成概念を突き破りたかったんですが、今のところそこまでいってないですね。コンピュータ系の良書は確かに技術者の方しか読みませんから、一般書にくらべれば格段に需要が低いんだと思います。増刷も一部を除きなかなかかからない。だからこそそこにビジネスチャンスがあるんだと思ってるんですが、問題は仕入れですからね。こればっかりはこちらからコントロールはできないので難しいですね。もうちょっと工夫を重ねて頑張ろうと思います。
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