2004 年 06 月 15 日

昨日(3 月 29 日)Windows XP についてちょっと書いたんですけど、今日また面白いネタを拾ったので紹介します。

これです

記事には Windows XP(以下 XP)のロゴを付けるための MS が出したガイドラインが掲載されています。昨日は MS のリリースがいつも低くしてあるのは別に驚くことではない、と書きました。今日これを見て、ちょっと訂正しようと思います。昨日私が書いたことは間違いはないです。でも今回の MS のリリースはちょっと凄すぎます。以下に紹介します。

  • 身近な存在:いつでも利用できる。
  • デジタル体験の創造:写真とビデオ。
  • すべてを 1 つに:デジタル機器のハブの役割を果たす。
  • 夢を現実に:エンターテイメントに最適の機器。
  • 強固な人間関係の構築:リアルタイム通信。
どうも MS はこのようなことを考え、それを実現するために以下の基準を設けたようです。

でもこの5つの項目はどれも他の機器で達成されているのですね。それを PC で行えるようにして最終的に 3 番目にある「すべてを 1 つに」に行きつきたいのでしょう。デジタル機器どころか家庭内にある全ての機器を PC につなげたいと考えているようです。

少しづつ見ながら解説しましょう。

メモリ

  • 最低 128M バイトのシステムメモリ。さらに 32M バイトまたは 64M バイト(推奨)のビデオメモリ。
これは今回のハードウェア要件の中でも一番厳しい項目でしょうね。128MB メモリは 1998 年くらいのマシンだとちょっと積んでないよな。まあ今は安いから簡単に増設してしまえばいいんだろうけどね。グラフィックボードのメモリが 32MB は今でもいいほうのボードだよね。64MB とかだと最新のボードとかじゃないとつらいか。
うちの TNT2 も 32MB だけどこれが必要条件とはねぇ。そろそろ買い替え時か。ってよく考えてみたら i810E とか 815 とかのマザーボードにオンボードでグラフィック機能積んでるマシンだとアウトじゃない?こういうのって普通システムメモリを一部引っ張ってきて使うでしょ。32MB も引っ張ってくるなんて聞いたことないなぁ。せいぜい 8MB くらいじゃないの?通常で 4MB とかだよね。ノート PC も無理だなぁ。ようするにこれはハイエンドグラフィックボードを積んでないと WinXP ロゴはあげないよ、ってことか?

起動と電源 起動時に BIOS 文字列を表示してはいけない。また、起動時間は次の基準を満たす必要がある。

  • コールドブートからデスクトップ表示まで 30 秒以内。
  • ハイバネーション状態からレジューム完了まで 20 秒以内。
  • スタンバイ状態からレジューム完了まで 5 秒以内。
  • キーボードにあるスリープボタンで PC をサスペンドする。
  • PC 前面にあるオフボタンでハイバネーション状態に入る。
  • 電源オフボタンは PC の背面に配置する。
  • ノート PC の電池寿命は、長編 DVD1 枚を再生可能、あるいはアプリケーション 3 時間を通常使用可能。
ここもなかなか大変だね。起動時に BIOS 表示させないなんて自作ユーザーが聞いたら怒り狂いそうですな。4 番目なんか「便利ボタン(実際は間違って押しちゃって余計に時間がかかりそうな不便ボタンか?)」嫌いな人(結構多いと思うなぁ。俺も嫌いだし)とかは WinXP はだめってことですかね?起動時間が短くなるのはうれしいけどね。
ノート PC のバッテリーが長編 DVD1 枚再生可能っていうことは駆動系回しながら 2 時間動けよ、ってことでしょ。大体ノート PC に DVD プレーヤーがついてて便利ってことはあるのか?

機器の接続

  • USB ポートを最低 4 つ備える。そのうち 2 つは使いやすいように前面パネルまたはキーボードに配置し、残りの 2 つは PC の背面に配置する。USB ハブ内蔵を推奨。
  • 高速機器用の IEEE-1394 FireWire ポートを最低 2 つ、できれば 3 つ備える。モバイル機器の場合は 1 つだけでいい。ただし、デスクトップでは 3 つが推奨で、うち 1 つはシステムユニットの背面に備える。
  • エンドユーザーが拡張バスカードをいじることができないようにする。つまり、ユーザーはもう定期的に PC の蓋をあけて周辺機器を追加することがなくなる。
わりと問題なのがここ。2 つ目まではまあユーザーにとっていいことだからよし。まあ最近は USB 接続機器が非常に増えてきてるから USB ポートは多いほうがいいよね。それに最近のマザーボードは独自に 4 つとかつけてるのもあるし(背面の拡張バス部分に 2 つついてたりとか、前面に 2 つ、背面に 2 つとかね)これならまあわりと最近の PC なら平気でしょ。2 つ目の IEEE-1394 も DV 編集とか高速外付け HDD(まあ SCSI の代わりってことね)、外付け CD-RW(USB だと遅いからなぁ)ぐらいしか今のところ使い道はないけどなぁ。まあそれほどネックになる部分ではないかと。
問題は 3 つ目だよ。自分で拡張するな、ということだよね、これ。MS 側は USB とか IEEE-1394 ボードを自分で取りつけなくてよくなるから便利でしょ、っていってるだけかもしれないけど、蓋開けていじるのはそれだけじゃないもんなぁ。CPU 取り替えたり HDD 追加したりメモリ増やしたりグラフィックボード交換したり、増設以外にもいろいろあるでしょ。それを「いじることができないようにする」とはひどい話だよなぁ。ハードウェアマニアは怒り狂ってるでしょ、これ。

グラフィックアダプタとモニタ

  • 3D DirectX 8.0 の機能をサポートする。
  • グラフィックサブシステムは、DVI(デジタルビデオインタフェース)コネクタを備え、フラットパネルディスプレイを追加して高画質へアップグレードできるようにする。
  • 画面解像度は最低 1024×768 ピクセル。1280×1024 ピクセルを推奨。
  • モニタはフラットパネルディスプレイ。
  • 机の上がすっきりするように、フラットパネルディスプレイのケーブルは、USB 接続と 1394 接続もあわせて 1 本に統合したものを採用する。
  • モニタは、スピーカやカメラ、アレイマイク、USB ハブなど、他のコンポーネントを統合する。
まあこれも結構むちゃくちゃいってるけどね。特に 3 番目は賛否両論別れるところかな。解像度はひとそれぞれ好みがあるから 1280×1024 だと文字が小さい、という人もいるだろうし、それでも画面が大きい(=ウィンドウをたくさん開けるほうがいい)という人もいるだろうからね。個人的にはモニターにいろんな機能をつけるのはぜひともやめていただきたい。最近ようやく CRT なんかは安くなってきて液晶モニターも 15 インチで 6 万くらいで買えるようになってきたでしょ。せっかくそうなったのに、カメラだのスピーカー(これは今でもついてるか)だの付けられたらまた高くなっちゃうじゃん。それだけは勘弁

ネットワークと通信

  • 10/100 BASE のイーサネットアダプタを備え、デスクトップの場合は、「Wake on LAN」機能を持たなくてはならない。
  • Microsoft は BTO 販売の場合、DSL モデムまたはケーブルモデムをオプションとして用意することを希望している。 LAN 機能なんかは必要な人が使えばいいだけの話でいらない人にはまるで無意味なものなんだよね。最近は個人ユースの PC でも LAN ボード内蔵とかが増えてきてなんだかなぁという感じ何だけど、ようするにこれからインターネットは電話線じゃなくて LAN ボード使って ADSL とか CATV とか光ケーブルとかそういうのでやりましょう、ってことを推進したいんだろうなぁ。
    ダイヤルアップでもそれほど困らないユーザーも多いんだけどこの辺は MS が PC のソフト商売からインターネット上でのコンテンツ商売に移行するためには通信インフラが整備されないと(要するに速い回線でじゃんじゃんダウンロードできる環境がないととてもコンテンツ商売なんかはできないということ。いわゆる「ドットネット構想」の要というかアキレス腱ですな)MS の今後が危ないということなんでしょう。まあ通信速度が速くなる分にはユーザーは恩恵を授かるのみなのでいいんではないかと。それによって通信費が高くなるんじゃとんでもないが。 ディスクドライブ
    • 最低 40G バイトの高性能ハードディスク。
    • CD-RW および DVD 再生装置。兼用ドライブを推奨
    これも厳しい部分ではあるなぁ。40GB の HDD なんて今でもハイエンドマシンじゃないとそうそう積んでないよなぁ。CD-R だってまだまだ一般には普及してないと思うぞ。兼用ドライブ推奨というのは以下に出てくる筐体の小型化のためなんでしょう。一体型は兼用ドライブは一般的に値段が高いんだけどなぁ。

    人間工学

    • 37 デシベルを決して超えない静かな PC。従って、台所や寝室、居間でも無理なく使用できる。
    • スリープ状態では音を立てない。
    • 超小型のきょう体。
    静かな PC ってのはいいねぇ。うちの奥さんの新 PC はめちゃくちゃ静かなのだ。CPU だって Celeron733MHz なんだけどねぇ。まあ小さいと音も静かなのかもしれない。超小型ってのがどれくらいのことを指すのかはわからんけどまさか世界最小 PC のサイズを期待してるんじゃなかろうが。ちなみにこれが出たとき非常に欲しかったです、私。

    オーディオ

    • スピーカ 2 台とサブウーファが付属する。
    • 音声入力用のマイクまたはヘッドセットが付属する。
    スピーカーはともかくサブウーファなんてのは何に使うんだよ。そんなに PC で何でもしたいのかなぁ。音を聞くならオーディオで聞こうよ。マイクは何に使うんだ。ネット電話でもするのか。どちらにしても一般人にはあんまり必要ない気がするなぁ。 テレビとビデオ
    • 高品位テレビ(HDTV)用チューナカードが付属する。
    • グラフィックサブシステムが TV 出力機能を持つ。
    TV チューナーなんているか?それはもう 1 世代後でいいような気がするけど。確かに昔から(古くは PC-9821 CanBe あたりか?)パソコンで TV を見ようという試みはあったけど
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